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Tappet

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こんにちは 今日は久しぶりのもの作りから テストライドで使う電圧計を作ってみようかと デイトナさんのボルトメーター 2,000円ほどでしょうか 配線のつなぎなおし 100円くらいのワニ口クリップ ハンダ付け こんな感じ 車体への取り付けは吸盤付きのクリップ 軽いデジタルメーターなのでこれで十分 見やすいところにくっつける バッテリー、コイル、ライト系など 電圧を確認したい端子にワニ口をつなぐ これで走りながら診断できる 2,500円で簡単な電圧計の出来上がり 次のお話 月曜日に遊びに来てくれたO原夫妻 しばらくするとG藤さんも遊びに来てくれた 実はみんな79年のFXSローライダー お店の在庫も合わせて3台のFXSがそろった しかも同じカラー なんかこういうのちょっと嬉しかったりする なかなか嫁ぎ先が見つからない我が家のFXS オーナーさま募集中です よろしくお願いします... さて ここからは修理のお話 まずはO川さんのFLH ポイントカムが偏芯していて今一つ調子の出なかったFLH フロントとリアのタイミングがずれていたので各部調整のやり直し 調子も良くなって一安心、とてもよく吹けあがる たまに空回りするスターターのドライブギアもついでに交換 いつ見ても綺麗なFLHですね 一方向に回転するワンウェイクラッチ 今回は中の機構が丈夫なものに交換 ブラジルの製品を使うのはこの時だけでしょうかね そしてこちら K本さんのFL 前回エンジンを始動して異音の確認ができたのでさっそく分解してみることに いっぱいまで縮めても抜けない3本のプッシュロッド やっぱりなんかおかしい カムカバーを取り外して中を確認 歯車が並ぶ構成 メカニカルでとてもいい感じです 音の原因はこれ このベアリングの部分 ピンを抜いてみると中は傷だらけ 全体的にピンがすり減ってガタが出ていたみたい カムカバー周辺からの金属音としてはよくある症状 他の部分も測定 ピニオン

Early Shovel

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こんにちは 今日はこちらのお話 知人の紹介で修理のご依頼を頂いたK本さん 車両はFL クランクナンバーを確認すると69年のアーリーでしょうかね 車両はこちら いろいろと作りこんでます 今回はエンジンからのノイズとアイドリング不調のご相談 ご自身でもいろいろと調整されたようですがなかなかいいところが出ない ビンテージハーレーの場合エンジンが掛からない状態での入庫も多いのでまずは基本的なセットアップから開始 プッシュロッドの取外し 気になるところを数字で確認 ハイドロリックのユニットまでのオイルの流れを確認 前後でメーカーの異なるハイドロリックのユニットが組まれてますね タペット本体との寸法差を出して組み付ける位置を決める 油圧を完全に抜いたユニットを取り付けてプッシュロッドの調整 バルブの突き出しが多いのかロッドが長いのか、カムのベースサークルが大きいのか いつものようにプッシュロッドが入らない ちょっと中が気になる 次は点火の確認 ガバナの固定ピンがガタガタで進角にばらつきがある 今回は車両と一緒に預かったノーマルのベースプレートに交換 フロントとリアのギャップを合わせてタイミングを取る 次はキャブレター 久しぶりのBキャブ 無骨でかっこいいですね マニホールドのシールが切れていたので新しいものと交換 たくさんあるジェット類 最初はミドルサイズから組んで様子を見る 始動の確認をするときは必ず新しいプラグを使う 使用済みのものや磨いたプラグを使うと診断を間違えることがある バッテリーの電圧チェック 12.3V 容量は小さいがキックオンリーのためこのままテスト ここまでやってようやくエンジン始動 冷間時から聞こえてくるカムカバーからの金属音 エンジンが作動温度になっても変化のない音 不規則でちょっと嫌な感じ なかなか落ち着かないアイドリング 残念ながら調整だけでは治らないみたい 少しエンジン開けてみます ではまた 在庫車両 1979 FXS (SLV/BLK)  登録済 販売可能 車両本体価格 1,890,000円(税込) 法