Pre Delivery Inspection.
こんにちは 今日はこちらのお話から ご成約いただいた車両の納車整備（ Pre Delivery Inspection） です 先ずは神奈川県のO上様のFXS 1979年のローライダー、前期モデルのため排気量は1200㏄となります 外観は整っていますが不具合もそれなりにある車両、順番に悪いところを修理していきます まずはフロントエンド ステムベアリング、フロントフォークなどオーバーホールして状態を確認します フロントフォークはオイルシールの交換とオイルの交換 ステムベアリングはそれほど傷んでいないので洗浄とグリスアップを済ませ再調整 こちらはフロントのホイールベアリング グリスの入れ替えとエンドプレイの調整を行います リアホイールも同様にホイールベアリングを分解します 次はトランスミッションのオイル漏れ対策と発電機の交換 オイルタンクのタブが折れていたので溶接で修理しておきます オイルタンクのマウントブッシュが硬くなっていたり切れたまま使用しているとよく折れる所ですね スイングアームのベアリングは調整がきかないほど減っていたので新しいものと交換します トランスミッションのオイルシールは以前も交換してあるようですね シャフト部分にシール材も塗られているのでよくショベルを知っている人がメンテナンスしていた感じです ステーターコイル、ローター等を交換してプライマリーケースを戻していきます クラッチの清掃やソレノイドのオーバーホール等はいつも通りの作業です 次はオイル漏れの修理 フロントのロッカーカバーガスケットからオイル漏れがあったので納車前に修理しておきます 燃焼室の状態はとてもよさそう エンジンを組んだら点火システムをポイント点火に交換します 次は電気系の修理 古くなった端子や切れかかっている配線等を交換します 最後に燃料系 キャブレターのオーバーホールやマニホールドのシール交換 できるだけオリジナルの部品をリビルドして使用します 2ヶ月ほどかけてようやく整備も終了 先日陸運局での検査も無事に終わりナンバーも取得しました O上様 お待たせいたしました、今週末お届けに伺いますので楽しみにお待ちください 次の納車整備は秋田県のN山様の車両 81年のFXEスーパーグライドですね まずはハンドルバーの交換 80年代らしいオリジナルのスタイルに変更します 次はシッシーバーの取付