Too many problems

こんにちは

今日はこちらのお話から

A地さんの82年FXE

今回はキャンプ用のキャリアの取り付けでご来店いただきました

使用するのは2003年までのXL用のキャリア

キャリアのフレームを2ヵ所溶接し直すだけでFX系のショベルに合わせることができます

積載量を増やしたいけど普段は取り外したいという方、是非ご相談ください

せっかく組んだキャリアの画像取り忘れました...

同じ日

83年のFXEで遊びに来てくれたのはS井さん



同じタンクグラフィックのスーパーグライド

せっかくなので並べて記念写真

いつも綺麗な2台のスーパーグライド

ご来店ありがとうございました

こちらはS田さんの78年FLH

登録も終わりテストライドも無事終了しました

とても良い調子です

キャブレターのオーバーフローがなかなか止まらないので燃料コックを確認します



分解した燃料コック、当時のままですね

タンクの中に取り付けされているフィルターが切れてました

納車前に見つかって良かったです

さて、次はO家君のFXSB

納車前の整備をはじめます

見た目はとても綺麗なこのローライダー

でも...なかなかの問題児です

よくわからない組み合わせのプライマリードライブ

オープンプライマリー用のプレッシャープレートがダービーカバーの内側に干渉していますね

どうして当たってるのがわかってて蓋をするのでしょうか...不思議です

不自然なほど傷れてるスターターのシャフトまわり、一体何があったのか...不思議です

クラッチディスクを分解すると...シェルが取れた...

というか

溶接が全て外れてる

何がどうなるとこういう状態になるのか...不思議です

初めてみるこの光景...でもなぜかワクワクする

ハブを固定するナットの奥に入れるロックワッシャー

これはフロントのスプロケット用

こっちに使うのが正解

車両を売るためにとりあえず形にした感じですね

前のオーナーさん...なかなか悪い人です

さらに進んでトランスミッション

オイルシールを交換しておきます

通常の倍の量のオイルが入っていたトランスミッション

サイドスタンドをかけた状態でオイルを入れたんでしょうね

これは4速のギアとスペーサーを固定する小さなキー

この年式のショベルには使わない部品です、無理に締めこんであるので半分削れて無くなっていました

いつものように2ピースのスペーサーと新しいオイルシールを取り付けていきます

こちらは4速のギアとメインシャフトの間に入るオイルシール

圧入して出来上がりです

今度はカムカバー

古いダイナSを外してポイントのキットを組んでいきます

カムのオイルシールから油が漏れているので交換しておきます

ドリルで小さな穴をあける

タッピングスクリューを組んだ自作のスライディングハンマーでオイルシールを引き抜きます

左下に空いてる小さな穴は潤滑後のオイルをケース内に戻すための通路です

新しいオイルシールを打ち込んで完成

これが新しいポイントのキット

いいですね、火を入れるのが楽しみです

ミッションの後ろに取り付けされているオイルフィルター

フィルターを交換して新しいオイルラインをつないでいきます

次はエキゾーストポート

ここまでめちゃくちゃにされてるショベルは久しぶりに見ましたね

可哀そうです

普通はここまで大きな穴はあけない

リコイルを使ってもオリジナルのサイズまで戻せない

ヘッドを外す時は穴を埋めて綺麗に修理します

今回は一先ずマフラーが固定できるように

フロント側も同く修理します

前のオーナーさんは自分でいろいろと修理をしてみたい方だったのでしょうか

絶対に機械ものは触ってはいけないタイプの方ですね

もともと取り付けされていたマフラーはキックアームに干渉する2インチサイズ

もう何もかもデタラメな組み方ですね

今回は頂き物のマフラーを取り付けます、全体のラインも良い感じです

こういう車両の場合はほとんどが崩れてしまっているタイミングホールのスレッド

ここは無事でした

一安心

次はミッションのオイル漏れ

サイドカバーを外してオーリングやガスケットを交換しておきます

キックアームのシャフトが通る穴

ブッシュを打ち換えてあるようですがサイズが合っていない

クラッチのプッシュロッドに取り付けるベアリング

ローラーの部分が削れて無くなってました

新しいベアリングに交換してサイドカバーを組んでいきます

やたらと塗られてる液体ガスケット

ミッションの中も気になるなぁ...

次はミッドコントロールの取付

フォワードコントロールになっていたステップをオリジナルのミッドコントロールに戻します

やっぱりローライダーはこのほうが良いですね

あっちもこっちも適当な組み方のまま売りに出されてしまった可哀そうなローライダー

きっちり仕上げてからお届けしたいと思います

O家君

もうちょっと待っててね

ではまた

在庫車両

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