1978 FXS LOWRIDER 1200 REBUILD 5

こんにちは

2023年、1回目のブログとなります

本年も宜しくお願い致します

先ずはこちらのお話から

半年ほどプライベートでも使用していた72年のFLH

新年早々ご成約となりました



N島さま

ご購入いただき誠にありがとうございました

Japan Rallyなど僕にとっても思い入れのある1台です、可愛がっていただけると嬉しいですね

マフラー交換など追加の作業も頂きましたのでもうしばらくお預かりいたします

ご納車まで今しばらくお待ちください



次は昨年から作業を進めてきた78年FXSのお話

登録ができる状態まで整備が終わったのでリビルドに関してのブログは今回が最終回となります



では

残りの作業を進めていきます



ステーターコイル(発電機)、トランスミッション、クラッチなど確認していきます



プライマリーカバーを外します

当時から使用されている紙のガスケットがそのまま残ってますね

コンペンセーターやチェーンも良い状態で残っています



クラッチディスクは全て張り付いてました、後ほど洗浄と面取りをします



プライマリーチェーンを外すとこんな感じです



次はソレノイドスイッチを取り外します



ゆるみ止めのロックワイヤーも当時のままの締め方ですね



反対側に回ってバッテリートレーとセルモーターを取り外します



砂埃がすごいですね、きっとガレージの隅で眠っていたんだと思います



次はプライマリーへオイルを循環するホース類を取り外します

オイルポンプの奥に引っ掛かっていた金属のプレート



エアクリーナーのバックプレートを固定するブラケットの破片ですね、これは嬉しい

あとで溶接して修理しておきます



ホース類を取り外します



次にプライマリーケースを取り外します



マグネットローターを取り外してステーターコイルを点検します



フレームの上に何かいますね



久しぶりに化石化した昆虫でも挟まっているかと思ったんですが出てきたのは羽の部分だけでしたね

それにしても大きい、何ですかねコレ



錆付いたドライブチェーンをスプロケットから外します



フロントのスプロケットを外したらトランスミッションケースを洗浄します



2時間ほどかけて汚れを取っていきます



オイルや砂などが除去出来たらオイルシールを取り外します



せっかくなのでクランクケースのオイルシールも交換しておきます







スプロケットの状態も良いですね、減りもほとんどありませんでした



配線の被覆部分が硬化し始めていたのでステーターコイルは交換します



いつもミッションのオイル漏れで使用する対策部品

ZODIAC製のスペーサーキット、良い商品ですね



クランクケースに新しいステーターコイルとオイルシールを取り付けます



トランスミッションのオイルシールも交換

メインシャフト側の小さなオイルシールも交換してあります



スプロケットを固定して新しいチェーンを取り付けます



新しいオイルシールやホース類を取り付けたプライマリーケースを車体に戻します



リアスプロケットにカットしたチェーンを固定します



セルモーターを固定したらドライブギアの回りを確認します



次はソレノイドスイッチの点検



接点の状態を確認します、ほとんど使われていない感じですね



接点を磨いて組み直します



テスターで各部の導通などをチェックしておきます



次はクラッチのハブを分解します



ロールピンの状態を確認してからグリスアップ



クラッチハブのロックナットはオイルシールを交換しておきます



コンペンセーターとクラッチ周辺の構成部品を戻していきます



洗浄したフリクションディスクとスチールディスクを交互に組んでいきます



次は抵抗の大きいクラッチケーブルの交換





チェーンとクラッチの調整を済ませればプライマリーの完成です



最後にソレノイドの取付け

ペイントの状態が悪かったので少しだけお化粧しておきました



次は電装系の点検

古いイグニッションコイルは抵抗値が基準値を超えていたので交換しておきます



使用するのは5Ωのコイル



配線を組んでいきます



ミッションケースのスタッドボルトが1本抜けてきたのでリコイルで修理します





修理完了



バッテリートレーやブラケット、スターターリレーを戻していきます



配線の端子部分は全て作り直し



そろそろ作業も終わりが見えてきましたかね

次はリアブレーキの修理



マスターシリンダーをオーバーホールします



カップやオーリング、ピストンなど新しくしておきます

定期的にフルードの交換はしていたようなのでシリンダーの状態はとても綺麗でした



次はキャリパー



ピストンを取り外してオイルシールとダストブーツを交換します



ピストンをキャリパーに戻します



エア抜きして作業終了

ブレーキスイッチは問題なく作動しているのでしばらくこのまま様子を見てみます





次は点火システムの点検



点火システムは当時のままですね



ポイントやダイナSなど他のシステムに交換するのは簡単なのでまずはこのままの状態で火を入れてみようと思います



調子よく火が飛びますように



昨年修理したエキゾーストシステムを取り付けます



エアクリーナーのバックプレートを固定するブラケットを修理します





バックプレートの固定



新しいエアクリーナー



良い感じのヤレ感ですね

タイマーカバーのデザインも良い雰囲気です、とても似合ってます



最後にバッテリーの取付け

フレームへのケーブルを新しく作り直しておきます





新しいバッテリーを組んで灯火類を確認します

ターンシグナルの作動が遅かったので追加でリレーを交換しておきました



細かい調整など多少の作業は残っていますがとりあえずエンジンが始動できるところまで終わりました



エンジンの始動動画はこちら



全体的な作業を終えてみての感想です

油脂類は定期的に交換されていた車両だと思います、エンジンオイル、ミッションオイル、ブレーキフルードなど比較的綺麗なオイルが入っていました

ホイールが7本スポークに交換されていますがベアリングやグリスの状態も良好でした

動画撮影後に何度かエンジンを始動していますが今のところ気になる異音等はありません

錆や砂埃等の状態から長期的に放置されていた車両だと思いますが比較的オリジナルに近い構成部品のまま保存されていました、消耗品等の減り具合を考慮してもそれほどの距離は走行していないと思います

ブログ等で記載できていない修復ヵ所などもありますのでぜひ現車をご確認頂ければと思います

それでは販売価格のご案内です

1978 FXS LOWRIDER.

車両本体価格 3,141,600円(税込)2,856,000円(税別)
登録代行費用 42,955円(税込)
法定費用 19,090円

各部整備済 国内新規登録3年

7本スポークホイールが組まれたオリジナルペイント(ブラック)の車両となります
皆さまからのお問合せ、ご商談をお待ちしております

ではまた

【在庫車両】


【1978年 FXS LOWRIDER 1200】

車両本体価格 3,141,600円(税込)2,856,000(税別)
登録代行費用 42,955円(税込)
法定費用 19,090円
各部整備済 国内新規登録3年
付属品 純正テーパードマフラーキット、プルバックハンドルバー


【1978 FXE SUPERGLIDE 1200】
2023年2月入荷予定
ご予約受付中


皆さまからのご商談、お問い合わせをお待ちしております
※お探しの車両がございましたら是非一度ご相談ください
※ご購入前は必ず車両のご確認をお願いします

※ローンのシミュレーション(50万円~)もご案内しています 実質年率2.9% 最長96回 頭金0円~

【Rent Space】 料金 1時間 1,000円
1時間1,000円にて場所と簡易工具の貸し出しを行ってます、ご予約はお電話にてお願い致します
オイル交換や簡単なカスタム、ホイールや下回りの清掃などメンテナンススペースやお手持ちの工具でお困りの方はぜひご相談ください、できることは自分でメンテナンスをしてみたいという方をサポートさせていただきます
※作業内容によってはお断りさせていただく場合がございますのでご了承ください

Good Old Days
代表 佐藤 忍
〒140-0001東京都品川区北品川2-20-20 1F
TEL 03-6712-1415
FAX 03-6712-1416
Mail:goodolddaysshino@gmail.com
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