It was a long way
こんにちは
今日はこちらのお話から
今回も話が長いのでお暇なときにどうぞ
O家君の1983年FXSBの続きです
この日は配線の処理から
FX系のヘッドライトの大きさは5-3/4インチ
中にはコネクター、リレー、ハンドコントロールからの配線とメインハーネスからの配線が収納されていますね
コネクターの配置、配線の取り回しなどを考えながら繋ぎ直していきます
整備性も考えて配線は長すぎず短すぎず
次はキャブレター
オーリング、ガスケット、フロートバルブなど古くなっているものは交換しておきます
メインジェットとスロージェットは標準のサイズに戻しました
オイルポンプのチェックバルブとリリーフバルブ、クランクケースのスクリーンを点検
オイルスクリーン...入ってなかったですね
見ておいて良かった

ここでちょっと他のお仕事
ここでちょっと他のお仕事
継続検査でご入庫頂いたI田さんのFLTRX
ご依頼ありがとうございました、Good Old Daysでの車検はこれが2回目ですね

以前同じモデルを所有していましたがとてもいいツアラーですね
以前同じモデルを所有していましたがとてもいいツアラーですね
今回はタイヤ交換のご依頼も一緒に頂きました
180をレバーで交換するのは僕くらいでしょうか、チェンジャーあると楽ですが邪魔なのでいらないです
こちらはM間さんのFXS
久しぶりに東京に帰ってきました
今回はミッションからのオイル漏れを修理します
ここ最近毎日のように見ているこの光景
メインドライブギアーのオイルシールを交換します
今回もZODIAC製の対策部品を使用しました、オイル漏れ無くていいですねこの部品
ついでに崩れていたドレンホールも修理します
ドレンホールの奥行に合わせてリコイルをカットします
これでねじ山を崩す心配はなくなりますね
ちょっと気になったのでM間さんのFXSのドライブまわりの寸法をチェック
O家君のFXSBと何がどのくらい違うのか
あ~やっぱりなぁ...といった感じ
オイル漏れも止まり調子のよいFXS
来年はまた一緒に走りましょうね
さて
話は戻りO家君のFXSBの続き
とりあえず、前回トランスミッションを組み上げてエンジンはかかるようになった
キックでもすぐにかかる
セルでもすぐにすぐにかかる...でも何かが違う
構成部品の動きがなんだか重い
USから送ってもらったオリジナルのスプロケットが届いたので寸法などを比べてみる
特に変わりなし
違うところと言えばシェルの内側に溶接跡が無いことくらいか?
このあたりの年代の部品に関するアップデート情報はよくわからない
スターターシャフトのシフトレバーはベルトドライブ用の物がちゃんと組んである
M間さんのFXSをみて分かったこと
ベルトドライブと、チェーンドライブの構成部品の違い
O家君のFXSB...ベルトドライブなのにチェーンドライブ用のシフターカラーが組んでありました
クラッチのシェルが割れた一番の原因はこの部品の組間違いですね
厚みの違うカラー
セルを回した時に動きが重かったのでようやくたどり着いたこの部品
いろいろな不具合が重なりすぎて随分と遠回りしてしまいましたね
まだまだ知らないことだらけ...20年やっててもいろいろと勉強になります
これですべて解決
かと
思ったら
今度はプライマリーカバーが組めない
理由はここの寸法
この状態だとプライマリーカバーは組めない
なので
また
ミッション分解します
もう一度違う寸法のメインシャフトに交換します
最終的に使用したのはアンドリュース製のもの、シフトン製はやはり寸法に誤差があるのでしょうか?
スタータードライブとリングギアの位置関係は
これが正解
せっかく外側に出したクラッチのシェルを少しだけ内側に戻す
これで何も干渉せず全て組みあがりますね
これでもうショベルのミッションで悩むことはないかと思います
時間はかかったけどいくつもあった問題が全て解決できてとても良かった
セルモーターでの始動もストレスなくとても調子がいい
最後に前後ホイールのパンク修理
リアはチューブレスタイプのため古くなったエアバルブを交換します
フロント側はチューブを交換して完成
エンジンはアイドリングも落ち着いていて吹け上がりも問題ないですね
カムギアとピニオンギアの歯あたりの音が少し大きい気がするので何かの機会に測定してみたいと思います
昨日
ようやく陸運局での新規登録も終了、とてもいい走りでした
綺麗に整ったローライダー
黒い外装にゴールドのエンブレム、当時のカタログカラーですね
新規登録の時はテストライドを終えてガソリンを入れてお店に戻るのがいつもの流れ
残念ながらまだまだ終わりにしてくれないこの子
スタンドで燃料補給していたら水道ひねった様にタンクの裏側からガソリンが漏れてきた
1㎞ほど走ってお店に到着
残ったガソリンを抜いてタンクを外してみる
塗装を剥がしてみると
フレームに固定する部分の溶接が半分ほど割れていました
もうね
ここまでいろんな問題ばかり起こると僕も吹っ切れた感じ
バイクが悪いわけじゃないから
僕は丁寧に仕事をするだけ
溶接で修理して
漏れの確認して、塗装したら出来上がり
終わった
ようやく終わった
入荷した2か月前とは見違えるほど良くなったと思います
O家君
お待たせしちゃってごめんなさいね
ご納車お楽しみに
ではまた
在庫車両
1972 FLH
2021年1月上旬入荷予定
※ご購入前は必ず車両のご確認をお願いします
※ローンのシミュレーション(50万円~)もご案内しています 実質年率2.9% 最長96回 頭金0円~
Good Old Days
代表 佐藤 忍
〒140-0001東京都品川区北品川2-20-20 1F
TEL 03-6712-1415
FAX 03-6712-1416
Mail:goodolddaysshino@gmail.com
ビンテージハーレーダビッドソン修理 販売 レストア スクール レントスペース ライドイベント
代表 佐藤 忍
〒140-0001東京都品川区北品川2-20-20 1F
TEL 03-6712-1415
FAX 03-6712-1416
Mail:goodolddaysshino@gmail.com
ビンテージハーレーダビッドソン修理 販売 レストア スクール レントスペース ライドイベント
コメント
コメントを投稿