Piece of bearing
こんにちは

保管状態も良く全体的にコンディションの整っていた1台でしたね

さて

今回はオイル漏れの修理でご入庫頂きました

ケースの汚れを落としてから各部オイルシールを交換します

滲みの多かったオイルポンプのフィッティング部分

車体全体のオイルホースもすべて交換して作業は終了

こちらは継続検査でご入庫頂いたT治さんの2006年FLHTCU

こちらはH部さんの1997年FXSTC

次はI藤さんのFLHのお話

車体から降ろしたクランクケースを割っていきます

圧入されているベアリングを抜きながら左側のケースを取り外します

フライホイールを取り外した後のクランクケース(右側)

このフライホイールに会うのは約10年ぶりですね


フライホイールの回転と同じ方向に向かってケース内に突き刺さっていましたね

すっきりしました

次にフライホイールを分解してクランクピンやベアリング、コンロッドの状態を確認します
細かい金属片がオイルと一緒にエンジン内部を循環してしまったのでダメージのある個所は全て新しくしておきます

リミットを超えている個所はオーバーサイズのベアリングを使って仕上げなおします

コンロッドのレースは縦横共にだいぶ歪みが出ていましたね

これは新しく取り寄せたオイルポンプ

前期と後期のポンプでは油圧調整用の通路が異なるためクランクケースに穴あけ加工が必要になります

こちらはコンロッドのインナーレース

前後のコンロッドのラッピング

新しいクランクピン、今回も使用するのは3ホールのタイプ

必要な消耗品を交換してフライホイールを組んでいきます


クランクピン、ベアリング、コンロッドを順番にセットしていきます

フライホイールのバランスを取ります


耐久性を考慮してベアリングはケージの無いタイプを使用します


カムギアとピニオンギアのマッチングを確認します

組み上げたケースを車体に戻しました、新しく交換したオイルポンプはケースの色に合わせてペイントしてあります

次はオイルタンクの洗浄

オイルクーラーも同様に洗浄

徐々に仕上がっていきます

FLHの場合オイルクーラーはリアバンパーの中へ取り付けています

古くなったステーターコイル

インナープライマリーの取付

エンジンに戻りピストンの取付

シリンダーのボーリングはリトルウイングさんにお願いしました

トップエンドと外装を組んでテストライドへ

約10年前にレストアしたこのFLH
今日はこちらのお話から
先日ご納車となった1979年のFXS Low Rider
ご成約いただきありがとうございました
保管状態も良く全体的にコンディションの整っていた1台でしたね
大きな不具合もなく登録時のテストライドもとても気持ちよく走行できました
ここ数年ショベルヘッドの人気が高まってきているせいかアメリカ国内でもコンディションの良い車両を見つけるのはとても難しくなってきているようですね
しかも今年に入って円安傾向という事もあり日本国内での販売価格も上昇し続けています
ご案内できる車両には限りがありますが少しでも良いものを今後もご紹介できればと思います
さて
ここからは修理のお話
まずはS口さんのFXS
一昨年本州最南端まで一緒に走った思い出の1台
今回はオイル漏れの修理でご入庫頂きました
修理箇所は
トランスミッションのメインシール
オイルホース
プッシュロッドカバーオーリング
オイルポンプフィッティングなど...
自作の専用工具を使ってとトランスミッションのスプロケットを外します
自作の専用工具を使ってとトランスミッションのスプロケットを外します
ケースの汚れを落としてから各部オイルシールを交換します
滲みの多かったオイルポンプのフィッティング部分
シール材を塗って組み直します
車体全体のオイルホースもすべて交換して作業は終了
エンジンは相変わらずとても調子が良いですね、これからも楽しんでください
こちらは継続検査でご入庫頂いたT治さんの2006年FLHTCU
他のお客様のご紹介で今回初めてご来店頂いたT治さん、実は渋谷時代にお会いしている方でしたね
ご依頼いただきありがとうございました
こちらはH部さんの1997年FXSTC
同じく継続検査でご入庫頂きました
新車の頃からほとんどコンディションの変わらない綺麗な1台、登録から既に24年が経過してますね
今回はフォークオイルの交換やステアリングヘッドベアリングの調整、グリスアップなど足回りを重点的に整備させていただきました
ご依頼いただきありがとうございました
次はI藤さんのFLHのお話
破損したカムベアリングの破片を探すためにクランクケースを分解することになりました
車体から降ろしたクランクケースを割っていきます
圧入されているベアリングを抜きながら左側のケースを取り外します
フライホイールを取り外した後のクランクケース(右側)
中央上側の小さい穴がカムベアリングが圧入されていたところ
このフライホイールに会うのは約10年ぶりですね
分解は後ほど
右側のケース
見つけました、ベアリングの破片
フライホイールの回転と同じ方向に向かってケース内に突き刺さっていましたね
見つかって一安心
すっきりしました
次にフライホイールを分解してクランクピンやベアリング、コンロッドの状態を確認します
細かい金属片がオイルと一緒にエンジン内部を循環してしまったのでダメージのある個所は全て新しくしておきます
リミットを超えている個所はオーバーサイズのベアリングを使って仕上げなおします
コンロッドのレースは縦横共にだいぶ歪みが出ていましたね
これは新しく取り寄せたオイルポンプ
もともと組まれていたポンプは金属片が通過したため内壁に傷がつき油圧が上がらなくなっていました
エンジンの温度上昇に伴うバルブの焼き付きはこのあたりが原因ではないかと思います
今回は後期型のポンプを使用して組み直します
前期と後期のポンプでは油圧調整用の通路が異なるためクランクケースに穴あけ加工が必要になります
こちらはコンロッドのインナーレース
1ヵ所大きくすり減ったところがありました
この部分の寸法を基準にして内径を広げていきます
前後のコンロッドのラッピング
3種類のコンパウンドを使い分けて行います
新しいクランクピン、今回も使用するのは3ホールのタイプ
それぞれの寸法に合わせてオーバーサイズのベアリングを用意しておきます
必要な消耗品を交換してフライホイールを組んでいきます
クランクピン、ベアリング、コンロッドを順番にセットしていきます
フライホイールのバランスを取ります
新しいカムベアリングを圧入します
耐久性を考慮してベアリングはケージの無いタイプを使用します
左側のケースはアウターレースを抜き替えてエンドプレイの調整を済ませておきます
カムギアとピニオンギアのマッチングを確認します
使用するカムはS&S製のHグリッド、純正と同じリフトデザインのカムです
他のメーカーに比べると歯車の仕上げがとても良くできていますね、ノイズも少なく静かでいいカムシャフトです
組み上げたケースを車体に戻しました、新しく交換したオイルポンプはケースの色に合わせてペイントしてあります
次はオイルタンクの洗浄
フィルターではろ過しきれないスラッジなどを洗い流しておきます
オイルクーラーも同様に洗浄
片側からガソリンを入れてもう一方から出す、何度か繰り返して汚れが無くなったら乾燥させて終了
徐々に仕上がっていきます
FLHの場合オイルクーラーはリアバンパーの中へ取り付けています
渋滞時などエンジンの熱を受けないので冷却効果も上がります
古くなったステーターコイル
経年劣化で配線の被覆が割れているので交換しておきます
インナープライマリーの取付
この年式はケースの精度が悪くミッション側の固定ナットを締め付けるとメインシャフトにストレスが掛かる場合があります
全てのボルトナットを固定した後にメインシャフトがスムーズに回転するか確認しておきます
エンジンに戻りピストンの取付
オイル上りの前兆があったので今回は01から02へサイズを上げてあります
シリンダーのボーリングはリトルウイングさんにお願いしました
お忙しいところありがとうございました
トップエンドと外装を組んでテストライドへ
油圧も戻りとても静かなエンジン、アイドリングも心地よいリズムですね

もうしばらくテストをしてご納車したいと思います
もうしばらくテストをしてご納車したいと思います
約10年前にレストアしたこのFLH
一度だけ親父を後ろに乗せて走ったことのある思い出のFLH
当時のレストアブログがまだ残っているのでお暇な方は覗いてみてください
またオーナーと一緒に旅を続けてもらえると嬉しいですね
ではまた
在庫車両
次回の入荷をお待ちください
※ご購入前は必ず車両のご確認をお願いします
※ローンのシミュレーション(50万円~)もご案内しています 実質年率2.9% 最長96回 頭金0円~
Good Old Days
代表 佐藤 忍
〒140-0001東京都品川区北品川2-20-20 1F
TEL 03-6712-1415
FAX 03-6712-1416
Mail:goodolddaysshino@gmail.com
ビンテージハーレーダビッドソン修理 販売 レストア スクール レントスペース ライドイベント
代表 佐藤 忍
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